皆さん こんにちは!お久しぶりです。
呑美姐(のみねえ)です。
今日は、皆さんにはあまりお馴染みではないかもしれませんが、「呑み切り」について書かせて頂きます。
「呑み切り」ってなぁ~に?と思われる方もたくさんいらっしゃると思います。
寒い時期に仕込んだお酒は蔵で貯蔵、熟成されています。数か月の貯蔵後、お酒の熟成具合を口に含み、官能検査(利き酒)することを「呑み切り」といいます。
特に「初呑み切り」は大事な行事で、お客様をお呼びし、蔵のイベントとして開催されることが多くなっています。
その後は、定期的に杜氏さんや、蔵人さんによって呑み切りが行われています。
そして、9月3日、例年より少し遅めの「呑み切り」に出かけてきました。
埼玉県騎西町にある株式会社釜屋、「力士」醸造元としておなじみです。
アラフォー世代以上ならご存知、あのCMソング「♪りっきっし~!」で有名な蔵元さんです。
今年は、タンクの移動や蔵のメンテナンス等があり、呑み切りが少し遅れました。
昨年、釜屋さんの呑み切りが人生初の呑み切りでした。
呑み切りは、「利酒師」の資格を持っていても、なかなか入る機会がなく、お声をかけていただいた時は、本当に嬉しかったことを覚えています。
昨年は緊張して、味がよく分からなかったのですが、今年は、この呑み切りのために、テイスティング力をアップさせようと頑張ってきました。
今年のお酒は焼酎2種類も合わせて全部で31種類。
平成5年に製造された古酒、20BYの新酒など、酒類も様々です。特定名称も、大吟醸、純米酒、本醸造など。当然古いお酒ほど熟成感を感じるものなのですが、同じ銘柄の18年~20年に製造されたお酒の中で、19BYの味が一番のっているものもありました。
その年の米、作り方、湿度、温度、そして人などによって、新酒の段階で成分が違うのかもしれませんが、新酒の段階で、人間の舌でそれを見極めるのは非常に難しいことです。
逆に、春に味わったお酒が、秋になり「こんな味になるはずではなかった」というケースや、想像以上に円熟味をまし、美味しくなっているケース。
お酒は本当に生きているのだ、と痛感させられます。
テイスティングさせて頂いていると、その蔵元さんの「得意」としているお酒がわかります。
釜屋さんは「本醸造」が得意。味わうと、お酒がちゃんと主張してくれます。
蔵人さんの自信が、そこに現れていると感じます。
お酒は、不思議なことに造り手の性格が味に表れるといいます。
皆様も日本酒を飲むとき、作り手の顔や性格を想像して呑まれてみてはいかがでしょうか?
HPなどでチェック、イメージと合っていたりすると嬉しいものかもしれません。
日本酒サービス研究会認定利酒師 酒匠
呑美姐こと兵道俊美