
昨年の話で恐縮ですが、2009年11月に開催された日本名門酒会の燗酒試飲会。 11月と言えば、東京では「酉の市」(酉の市)の月。 東京は台東区浅草近くに「鷲神社」(おおとりじんじゃ)という神社があります。 酉の市の神社として、東京では有名な神社のひとつなんですよね。 ご存知かもしれませんが、 酉の市ってのは、神様に感謝するとともに、 来る年の開運や除災、商売繁盛などを祈願するお祭り。 毎年11月の酉の日に開催されてて、 2009年は11月12日(木)と24日(火)が酉の市でした。 |
鷲神社では、 日が変わるとともに打ち鳴らされる一番太鼓を合図に、 終日、酉の市のお祭りとなります。 熊手を売るお店が何十軒も。
|
いよいよ新しい年が明けましたね。 山の方だけじゃなく、街の方も、冷え込んできますよねぇ~。 熱めのお風呂に、温か~い料理が恋しくなる頃。 「お酒」を飲むにしても、 って気持ちになる季節。 で、日本名門酒会さんの燗酒の試飲会の模様をご案内します。 |
場所は、前回の「ひやおろし試飲会」と同じ日本名門酒会さんのテイスティング・ルーム。 今回も混んでますねぇ。 外は冷えんばかりの涼しさなのに、会場は熱気ムンムン・・・。 と思ったら、そりゃあ、暖かくって当たり前! あっちでもこっちでも、燗酒をつけてるんですから。 並べられたお酒は、全部で40商品。 日本酒: 35商品
本醸造酒/特別本醸造酒: 8商品
焼酎: 5商品純米酒/特別純米酒: 23商品 純米吟醸酒: 3商品 麦・芋・黒糖・泡盛・米が1商品ずつ
|
壁の端から端までズラ~ッと並んだ長机の上に、40商品が勢ぞろい。 その酒瓶の向こうには、大っきな燗つけ器が全5台。 社員の方々が、丁寧に燗をつけてくださってます。 “やっぱ、きき酒しなくっちゃ!”ってことで、写真を撮りながら、 “○○の燗、イイですか?”
とか “××、常温でお願いします。”
ってな具合に、コッチの日本酒をチビリチビリ、アッチの日本酒をチビリチビリ・・・。 ということで、今回も、 『日本酒こんしぇるじゅ』にご参加いただいてる蔵元さんの日本酒をご紹介! |
秋田県 |
新政酒造(株) |
秋田県 |
|
フンフン、「秋田流長期低温発酵」で仕込んだ旨口のお酒なんだぁ。 うん、なめらかな旨味が、燗で膨らんだみたい。 |
四段仕込み? 手間をかけたお酒なんですね。 ほのかに花のような香りが感じられて、米の濃厚さがあるような。 |
||
新政 秋田流燗酒 (特別本醸造) |
|||
秋田県 |
山形県 |
||
エ、12月1日新発売? 肉に合うお酒? ドレドレ・・・。 しっかりした味わいだけど、濃いっていう感じじゃないですね。 燗にしちゃうと、少し酸を感じるかなぁ・・・。 |
前回の「ひやおろし」のときに感じたのと似た吟醸酒のような香り。 燗にしてもわりとサッパリしてて、飲みやすい感じのお酒ですね。 |
||
HIRAIZUMI 山廃純米原酒 18 |
大山 赤 (純米) |
||
山形県 |
山形県 |
||
「燗麗辛口」って、 “燗にしても淡麗辛口”ってことかな? フンワカ香るのはお米かな。 チビッ・・・ゴクッ。 うん、確かに「燗麗辛口」! |
常温貯蔵庫で 2年以上もビン囲いしたお酒? クンクン・・・なんだろ? ナッツ系の香りかなぁ・・・。 滑らかでふくらみのある味わいのお酒。 |
||
大山 燗麗辛口 (本醸造) |
千代寿 虎屋 (純米吟醸) |
||
山形県 |
山形県 |
(株)渡會本店 |
|
酸味が感じられるんだけど、強い感じじゃないですね。 お米の旨味も感じられるし。 |
2種類の生酛純米酒をブレンドしたんですか? 燗上がりするように? ヘェ~~。 米の旨味とふくらみを感じますね。 徳利だから、このまんま燗もできちゃうんですね。 |
||
米鶴 旨燗 (山廃純米) |
出羽ノ雪 源蔵徳利 (生酛純米) |
||
山形県 |
(株)渡會本店 |
宮城県 |
|
ウ~ン、燗にしても、辛口に感じるお酒ですね。 米の旨味は感じられるんですが、スッキリした味わいのお酒。 |
燗にすると、やっぱ香りが立ちますね。 米の旨味とコクも強まって。 来年3月までの期間限定かぁ。早めに買わなきゃ! |
||
出羽ノ雪 雪 (純米) |
|||
宮城県 |
栃木県 |
第一酒造(株) |
|
宮城県産ササニシキを山廃酛で醸したんだぁ? 旨味がしっかりしてるんだけど、 酸味も感じられるお酒ですね。 |
クンクン・・・ウ~ン。 お米というか稲穂というか香りが立ってますね。 旨味はあるんですが、酸味もあって、 後口スッキリって感じですね。 |
||
浦霞 山廃 (特別純米) |
開華 旨口燗酒 (特別純米) |
||
東京都 |
長野県 |
||
クンクン・・・そんなにお米の香りは強くないのかな。 でも、旨味とコクを感じますね。 期間限定じゃなくって、数量限定? なくなんないうちに買っとかなきゃ! |
山廃造りの純米吟醸酒を1年半以上も寝かせたんですか。 フワ~ッとした熟成感のある香りに、 コクを感じるお酒ですね。 濃いめの料理でもオッケーかも。 |
||
澤乃井 ほのかん純米 (純米) |
真澄 (純米吟醸 山廃造り) |
||
長野県 |
長野県 |
||
鼻を近づけると、フワ~ッとお米の香りが。 チビッ・・・ゴクッ。 ウ~ン、柔らかな感じの旨口のお酒ですね。 |
同じ信濃錦だけど、 「燗熟純米」に比べると香りが少なめかなぁ。 米の旨味が感じられるけど、切れがあるお酒ですね。 |
||
信濃錦 燗熟純米 (純米) |
信濃錦 かかし (純米) |
||
石川県 |
奈良県 |
||
心地よいお米の香りがするお酒。柔らかな旨味と甘みを感じて、ふくよかな味わいが楽しめます。 |
フンワリした香りですね。まろやかな口当たりで、でも、切れがある感じのお酒。これも、来年3月までの期間限定かぁ。早めに買っとこ! |
||
| 菊姫 金劔 (純米) | 春鹿 旨口燗酒 (本醸造) | ||
岡山県 |
山口県 |
||
岡山県産の雄町100%のお酒ですかぁ。 純米酒なんですが、熟成香のような香りを感じますね。 お米の旨味を感じるんですが、後口の切れも。 |
チビッ・・・ゴクッ。 ウン、前回の「ひやおろし」の時もそうだったんだけど、柔らかな旨味の中に、引き締まった感じの酸。 |
||
五橋 (生酛純米) |
|||
高知県 |
高知県 |
||
ここの蔵元さんって、わりと辛口系のお酒が多いような・・・。 2種類の純米酒をブレンドしてるんですね。 サラリとした口当たりで、ほのかに甘みを感じさせる吟醸香。 料理と合いそうな・・・。 |
ヘェ~、こっちは、土佐の宴会用の本醸造に山廃純米酒をブレンドしたお酒って? コクを感じるんですが、サラッと後味。 グイグイ飲めちゃうかも。 |
||
司牡丹 花 (純米) |
司牡丹 土佐の燗杯 (本醸造) |
||
愛媛県 |
大分県 |
||
こっちは、常温の貯蔵庫で2年以上も寝かせた純米酒ですか。 フンワリって感じの吟醸香に、 軽い旨味を感じますね。 |
お米のまろやかな旨さが活きた純米酒ですね。 酸も柔らかくって、旨味とバランスが取れてるのかな。 燗も美味しいけど、やや甘みが強まったかなぁ・・・。 常温で飲みたい気もするけど。 |
||
梅錦 熟成純米酒 (純米) |
|||
そのうち、“チビッ、チビッ・・・”が“ゴクッ・・・ゴクッ”に変わって、 最後は・・・ゴクゴクッ。 ア、飲んじゃった・・・。 美味しいんだから、許してっ!! で、今回は、お酒だけじゃなかったんですよねぇ。 「湯かんセット」や「ミニかんすけ」などのお燗グッズも展示されてたんですが、そのほかに、 |
北海道からは、「さきいか」と「のしするめ」、「ホタテ干貝柱」。 敢えて説明するまでもないですよね?
どれもこれも、“お酒のお供に”っていう定番。 でも、この「さきいか」は、北海道近海で獲れる新鮮ないかだけを使ってるとか。 干しイカの甘みが凝縮されてるようなおつまみ。 こっちの「のしするめ」も、料理酒にこだわり、無添加にこだわった乾きもん。 イカの皮を丁寧にむいてから、秘伝のタレに漬け込んだとか。 で、「ホタテ貝柱」。オホーツクの荒波にもまれて育った4年モノのホタテだけを使用して、1週間以上も潮風の中で天日干しにしたおつまみ。 |
|
どれもアッサリした口当たりだし・・・。切れのあるお酒なら、何でも合いそうだなぁ。
敢えて挙げるなら、「大山 燗麗辛口」とか「春鹿 旨口燗酒」、「信濃錦 かかし」とかですか。 |
|
愛媛県からは、「二名煮」。 海老や小アジ、イワシ、木の葉ガレイなどの小魚を天日または熱風乾燥させ、
少量ずつ釜で炒りながら醤油・砂糖・塩・水あめで味付けした後、 もう1度20時間ほど乾燥させたおつまみです。 |
|
ウ~ン、魚の味自体はアッサリ系なんだけど、少し味付けされてて、コクのあるおつまみって感じだから、少し旨味が強めのお酒でもイイかも。
地元愛媛の「梅錦 熟成純米酒」や「新政 秋田流燗酒」なんかが合うのかも。 |
山形県からは、「わらわらままけは」と「ピリ辛きゅうり」。 「わらわらままけは」は、漢字で書くと、「わらわら飯喰は」となるとか。
刻んだ瓜を麹で漬けて醤油と青唐辛子で味付けしたもの。 ご飯に載っけても美味しいし、冷奴に載っけたり、きゅうりに添えたり、イカの刺身と和えたり、といろいろに楽しめるおつまみだそうな。 「ピリ辛きゅうり」は、古漬けにしたきゅうりをぶつ切りにして、青唐辛子と紫蘇の実で味付けしたおつまみ。 |
どっちも野菜系なんだけど、「わらわらままけは」は、それなりにシッカリ味付けされた感じですね。
やっぱ山形の「千代寿 虎屋」? 「御前酒 美作」とかも合いそうな。 「ピリ辛きゅうり」の方は、青唐辛子の味わいに紫蘇の香りがイイですね。 コッチも地元山形の「大山 赤」とか「米鶴 旨燗」とかですかねぇ。「信濃錦 燗熟純米」も美味しいかも。 |
| 高知県からは、「鰹の酒盗」。 鰹の胃(「ジキ」とよばれてるとか)だけを使った数量限定の「極上鰹之塩辛」と 新鮮な鰹のワタを控えめの塩分で熟成させた「酒盗(甘口)なめびん」の2種類。 |
|
やっぱ、「鰹の酒盗」とくれば、イチ押しは土佐は高知のお酒で、「司牡丹 花」か「司牡丹 土佐の燗杯」ってのは、短絡的?
「五橋 生酛純米酒」や「開華 旨口燗酒」なんてのも試してみたいかも。 |
富山県からは、「ほたるいかの素干」。 「ほたるいか」と言えば富山湾が頭に浮かびますが、最も美味しい旬の時期に採れた「ほたるいか」を直ぐに塩漬けにし、手でひっくり返しながら素干しにしたおつまみ。
そのまんま食べても美味しいんですが、ワタの部分をライターで軽くあぶると、さらに美味しくなるとか。 |
ほたるいかのワタが楽しめるんで、シッカリ系の日本酒が合いそうな。
お隣は石川県の「菊姫 金劔」とか「浦霞 山廃特別純米酒」、「飛良泉 囲炉裏酒」、「出羽ノ雪 源蔵徳利」なんかだと合うんじゃないかなぁ。 「真澄 純米吟醸」や「西の関 手造り純米酒」なんかも意外と合うかも。 |
宮城県からは、「ひっぱりだこ 焼き」。 宮城県・三陸は志津川産のタコを塩茹でしてから、天然塩で焼き上げたおつまみ。
ぶつ切りになったタコの食感と香りが、何とも言えないおつまみです。 |
あんまり個性の強いお酒だと、タコの風味が消されちゃうかも。「旨味が合ってもサッパリ系」みたいなお酒が合いそうな。
地元宮城県の「一ノ蔵 燗上がり純米酒」とか「出羽ノ雪 雪」なんかが合いそう。 「澤乃井 ほのかん純米」も合うのかも。 |