長らくお待たせしました、日本酒美人インタビュー Vol.2!
今回おじゃましたのは、「地酒と料理の夕べ2009」。
ご存知FBO(料飲専門家団体連合会)とSSI(日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会)とが主催する恒例のお酒の会。
全国各地から46社の蔵元や酒造メーカーが大集合。
ホテル特性のおつまみ弁当付きで、蔵元さんたちと対話しながら200銘柄のお酒を味わえ、
おまけに今回は佐渡島直送の紅ズワイガニにサザエもいただけるとあってボリューム満点。
さらにはマグロの解体ショーあり、新潟の芸妓さんの踊りあり・・・
(残念、台風の影響で新幹線止まり芸妓さん来れずでキャンセル)
と盛りだくさんの企画で日本酒ファンには人気イベントのひとつです。
もろに通過して行った台風の影響も何のその。実に1000名を超える地酒ファンが集結し、
秋の夜長を美酒佳肴で楽しみました。
時は神無月の8日、会場は東京飯田橋のホテル メトロポリタンエドモンド。


いやぁー、相変わらずすごい熱気だね。
お気に入りのお酒のブースで蔵元と談笑しながら試飲を楽しむひとびと。
あっちの銘柄、こっちの銘柄と、蜜を求める蝶のように飲み比べに余念がないひと。
お酒をしっかり確保してもくもくと飲み食いに忙しいひと。
ほんのり桜色に染まっておしゃべりに花を咲かせている女性仲間同士。
お目当てのお料理に長蛇の列をなすひとびと。
ではまず会の模様をスライド・ショーでご覧下さい。
楽しそうではあるんだけど、改めてふりかえってみると、いつもと変わらぬ いわゆる“お酒の会”の風景。
おそらくこの種のお酒の会は、東京なら年間に数十回は開催されてることでしょう。

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毎回幾つもの蔵元が出てきてそれぞれブースに立って、
参加者は呑んだり食べたり談笑したり。
それぞれ、そこそこの賑わいを見せている。
毎年同じ絵があちこちで繰り返される。
そこだけをみると、
「日本酒って人気あるんだなぁ」っと勘違いしてしまう。
でも実際は違う。
ここはどちらかと言えば世間一般からは閉ざされた世界。
と言うか、世間一般に広がってない世界ではないだろうか。
たいていのお酒の会はリピーターが大多数で新規参加者が少ない。
来場者の平均年齢もますます高まる傾向のように思う。
熱い日本酒ファンが一部に存在する一方でその裾野はなかなか広がっていない。 |
どことなくJリーグと似ている感じがする。
J1の1試合当り平均観客動員数をみると、発足2年目の1993年19,598人がピーク。
その後97年には10,131人まで減少し、ここ10年は回復基調をたどってはいるが、2008年は19,278人とまだピークを抜けてない(日本酒は今だに低下傾向から抜け出せずにいる)。詳しくは
こちら
総入場者数だけを見れば世界第5位だが、人口対比でみると(国の人口のうちのべ何%がスタジアムに脚を運んだか)トップのイングランド
21%に対して、日本はわずか4.5%に留まっている。すなわち国民的人気とはほど遠い(この数値はややトリッキー)。
さらに問題なのは、若者がJリーグを観に来なくなってること。
2008年度のデータではあるが、2008年にスタジアム観戦したファンの平均年齢は37.4歳で、2007年より0.9歳上昇した。札幌など7クラブでは平均40歳以上。2002年以降、リーグ全体で若いファンの減少傾向が続いているという。
その風景はというと、試合ごとに熱狂的なサポーターがコアになって贔屓のチームを追っかけてスタジアムを移動するが、新規のファンが増えないからたいていの試合でサポーター席であるゴール裏以外は閑古鳥が鳴いている。 なにやら、お酒の会の風景に通じるものを感じる。
でも、日本酒とJリーグでは決定的な違いがひとつある。
日本酒は世界水準であるということだ。
Jリーグはどうだろう? 厳しい見方かも知れないがまだアジア水準と言うべきか。
世界水準とは、ブラジル、スペイン、オランダ、イタリア、ドイツ、アルゼンチン、イングランドなどのプロリーグ上位のレベルを指す。
Jリーグの頂点日本代表のFIFAランキングは世界で40位だ(2009年10月現在)。
今の実力では悔しいけれどWカップでベスト4は至難の業だ(因みに私は心からサッカーを愛しています。だから敢えて過大な期待を謹んでいます)。
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一方で、日本酒は違う(ここで言う“日本酒”とは真面目に造られたお酒を指します)。
その品質、酒質、製造技術、味わい、香り、食との相性、コストパフォーマンスなど等、どれをとっても食中酒としてはワインと双璧をなす。
その価値は間違いなく“ホンモノ”であり、世界水準を誇れるものだ。
ホンモノの価値を知る世界の人びとの間で日本酒の評価と人気は着実に上がっている。
ミシュランの☆を獲る欧米の一流レストランで超一流のワインと肩をならべる日本酒も少なくない。
日本酒の人気は海外で着実に高まっているのだ。
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“ホンモノ”なのに何故? 何故、産まれ故郷の日本で人気がない。
何故、“日本酒”はここまで元気がない。新しいファンが増えない。
残念ながら日本酒の消費低迷は今だに底を確認できずにいる。
その答えを探そう。
答えは必ず現場にあるはず、消費者の声にあるはず。
そしてその解決の鍵は若い女性の評価の中にあるのかも。 |
っと言うわけで、今回も日本酒をおしゃれに嗜む日本酒美人たちにインタビューを敢行しました。
取材をご快諾いただいたFBO/SSI 関係者の皆さまに改めて御礼申し上げます。
さて、今回“日本酒美人”たちに投げかけた質問は次の5つ:
- お好きな銘柄とその理由は?
- 料理との組み合わせで、意外に美味しいのは? お奨めの定番は?
- 日本酒の美容効果・健康効果を意識したことがある?
- どうすれば日本酒の人気がより高まるでしょう
- 日本酒を嗜む女性・男性をどう思いますか?
- 貴方にとって日本酒を飲むベスト・シーンとは
では、彼女たちの回答をご紹介しますね
EO さん と CA さん のお2人
- 飛露喜! いろんなお酒を飲んだことないけど、美味しかった。
- やっぱり珍味系がイイ。特に塩辛とかは、ピッタリ。
- すぐに浮かぶのは日本酒を入れたお風呂。身体のシンまで温まって、湯冷めしにくいですよ。
- 日本酒の人気は既に意外と高いと思う。ワインよりも安くて、手頃な価格だし、お店でも手を出しやすいと思うけど・・・。
- CAさん: 呑み過ぎないようにしてほしいなぁ。
EOさん: 男の人がジックリ落ち着いてシンミリ飲んでる姿はカッコイイと思うなぁ。
- 千葉のほうに仲間内で旅行に行ったときに、竹の容器で飲んだことがあるが、それがすごく良かった。
タッキーさん と Park さん のお2人

(左 タッキーさん、右 Park さん )
- 獺祭が好き。フルーティで飲みやすい。スパークリングみたいな微発泡酒もイイ。
価格も手頃で、純米吟醸でも2,000円/升ぐらいで買えちゃう。
- クリームチーズが意外と日本酒に合いますね。塩辛やシラス干と合わせたりして。
酸味が少ないチーズなので、純米系を冷で飲んだりして。
- タッキー: ワインだと、肌が疲れた感じになるんだけど、
日本酒だと飲んだ次の日でも肌の調子がイイって感じ。
Park: 翌日でもプリプリッとしてて元気な感じがしちゃう。
- 日本酒は、価格が高いって思う。特に、お店で飲むときに。800円/合を超えちゃうと飲まない。
ワインの方がお得感が出てきちゃう。価格はポイントになるかなぁ。
- カシスウーロン割りとかを飲むのはヤメテ!って言いたい。日本人なんだから日本酒を飲んでほしい。
安い日本酒だと頭が痛くなっちゃうけど、イイ日本酒だったら、焼酎より飲みやすいはずだし。
- 地酒がイイです。旅をしたときに、東京では飲めなくって、そこでしか飲めないお酒を楽しむ。
例えば、箱根に行ったりすると、神奈川のお酒とか。 「地元の料理で地元のお酒を楽しむ」って感じです。
CS さんと AT さんのお2人

(左 CSさん、右 ATさん)
- CSさん: 五凛(車多酒造)が好き。特に純米。
ATさん: 詳しくないですが、純米の辛口系が好き。
- CSさん: チーズと日本酒が合う。純米系だけじゃなくって、古酒もよく合いますよ。
- 日本酒のお風呂。藤原紀香さんがやってるって聞いて自分でも楽しんでます。
効果は分からないんだけど、身体がポカポカしてくるのは確か。
お酒造りに携わっている60歳のオジサンと話したときに、手がスベスベしてて、羨ましかったかなぁ。
- CSさん: 米でできているので飲みやすい。イメージ的には、カロリーも低そうに思えるし。
ATさん: 小さいグラスで試し飲みできるようにしてほしいなぁ。1合グラスよりも小さくしてもらって、いろんなお酒を楽しめるように。
- CSさん: 日本酒を飲んでいる男の人って、シブく見える。一緒に楽しみながら飲みたいなぁ~。
ATさん: カクテルを飲んでるような人はヤだなぁ。(これは、C.S.も「同感!」と頷いてました)。
- CSさん: 秋が美味しい。
ATさん: 着物や浴衣を着て楽しめるのがイイ
CR さん と HM さん のお2人

(左 CRさん、右 HMさん )
- CRさん: 好きな銘柄って、特にないです。日本酒だったら、全部、好きって感じです。
HMさん: 美少年とか、越の誉が好き。美少年は、お米の問題を起こしちゃったのがすごく残念。
- CRさん: やっぱり魚系とは、よく合いますよね。
HMさん: ちょっと答とは違うと思いますが、料理をよく作るんですよね。それで、普通に売ってる料理酒じゃなくって、良い日本酒を使う。
それだけで味が変わると思います。雑炊とかにも、日本酒を入れたりして。
- CRさん: 飲み過ぎは良くないですよね、やっぱり。
HMさん: コレも、答とはちょっと違うかもしれないけど、甘酒が好きなんです。
酒粕を買ってきてよく自分で作ります。夜遅くなったとき、疲れた時なんかにいただきます。
酒粕たっぷりの甘酒って、アミノ酸が多くって、身体にイイんですよね。
- CRさん: 日本酒って、悪酔いするイメージがありますよね。
そうじゃないってことを分かってもらうのが大事だと思います。
日本料理だけじゃなく、イタリアンとかとの組合わせを提案したり、
「既成の枠」からはみ出してみるのがイイかも。
価格は、無理に安くしなくてもイイんじゃないかなぁ。
それよりも、ソムリエみたいな人が店にいればイイですね。
HMさん: 女性向けの小さいカップやラベルの綺麗なボトルなどがありますけど、
もっと増えてくるとイイですよね。
それに、メディアへの露出をもっと上手くやったほうがイイと思います。
ドラマをもっと活用して、日本酒を使ってもらうとか。
ワインのように、パーティとかでの日本酒の使い方を提案していくとか。
- CRさん: 日本酒を飲む人って、「お酒全般が好きな人」っていうイメージです。
でも、「その中で日本酒が好き!」っていう人がイイですよね。
普段は飲んでいなくても、日本酒に通じてたりすると、「イケてる!」って気がします。
HMさん: 日本酒を飲む人って、格差があると思うんですよね。
公園でワンカップを飲んじゃうような人たちがいる一方で、
「美味しい肴と旨いお酒」を求めるような人たち。
2つの層に分かれてて、真ん中の層の人がいないのかなぁ、って。
多くの若者にホンモノの日本酒に出会ってセンスのイイ人や幅の広い人になってほしい。
- CRさん: 親しいんだけど、しばらく会っていなかったような人と飲むのがイイ。「再会を祝して!」みたいな。
HMさん: この前、十五夜に月見をしながら盃で飲んだんですけど、すっごく良かった。
自然との融和っていうか、そんな感じでした。
トモさん と チカさん のお2人

(左 トモさん、右 チカさん)
- トモ: 新潟のお米で「越淡麗」っていうのがあるんですけど、それで造ったお酒が好きです。
酸味が少なくって、美味しいと思う。
チカ: 十四代!なかなか手に入らなくって、お店でしか飲めない。お店で見つけたら必ず頼んじゃいます。
- トモ: チーズに合いますよ。特に、ミモザ。山口の「東洋美人」(澄川酒造場)とかと一緒に。
お奨めって言うと、やっぱり塩辛!
チカ: 「東洋美人」を売ってた人に、ミモザに合うって教えてもらったんですよね。
それで、試してみたら、美味しかった。定番だと、やっぱり塩辛!
- トモ: 日本酒を飲んだ次の日って、肌の調子がイイ。飲みすぎちゃったらダメだけど。
チカ: 特に何を食べたのか飲んだとか気にしてないから、肌の調子がどうって、何とも言えないかなぁ。
でも、楽しい友達としか飲まないから、楽しんでるのは確か。その意味では、身体にイイのかも。
- トモ: 価格は、それほど大きなポイントじゃないと思います。日本酒って、ワインよりも安いと思うから。
とにかく、飲んでみないと分からないし、飲んでいるうちに、いつかイイお酒に出会えるはずです!
チカ: 女性は、いろいろと少しずつ飲みたいって思うんですよね。だから、小さいグラスで飲めればイイですね。
うすにごりとかのお酒も美味しいし、そういうお酒をアピールすれば?
「酔うから。」と言って飲まないのは、変!
- トモ: 女性でも男性でも、日本酒を飲む人って、好印象ですね。
いろんなお酒を一緒に楽しめるのがイイですから。
チカ: 日本酒って、日本料理に合うだけのお酒じゃないんですよね。日本人の体に最も合うお酒だと思います。
- チカ: 美味しい仲間と美味しいお酒が飲めれば、いつでもそれがベストシーン!
トモ: 蔵元を訪問したり、旅行に行ったりしたら、やっぱり地元のお酒を楽しんじゃいます。
ではでは、例によって印象的なポイントをまとめてみますね:

日本酒との意外に美味しい組み合わせとして頻繁に登場したのがチーズ。
クリーム・チーズとかミモザとか。それに塩辛やシラス干しを組み合わせて工夫したり。
合わせるお酒も純米酒や古酒とはさすがにイケてます。美味しい実体験を重ねてられますね。
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そうです、日本酒の中でも造りのシッカリした純米系のお酒はクリーミーな食材とも相性がとても良いのです。その延長で考えると、クリームコロッケ、グラタン、パスタ、リゾットなども当然守備範囲に入ります。また、古酒(熟成酒)になると更に守備範囲が広がりレーズンやドライフルーツ、燻製なんかも美味しく受けとめちゃいます。意外でしょ。
一方で、定番のお奨めとして多かったのが、塩辛などの珍味系。お洒落な女性は塩辛も大好き。何となく予想外で嬉しい驚きを感じました。
美しい箸使いで塩辛をそっと舌の上にのせ、綺麗な指が優雅にお猪口を口元に運ぶ・・・想像しただけで酔えますなぁ、この絵は。 |
更に、お料理によく使うという女性も。市販の料理酒ではなく良い日本酒を。これは贅沢な隠し味です。
煮物よし、鍋よし、雑炊よし。はたまたご飯を炊く際に純米酒を小さじに一杯注ぐだけで、
ご飯の炊き上がりとお米の美味しさが引き立ちます。
酒造りに携わっていらっしゃるご家庭ではごく普通の習慣のようです。

女性には最も関心の高いところ。回答で多かったのが“日本酒風呂”。
お風呂のお湯に日本酒をコップに2~3杯入れて浸かるのです(もったいないので飲み残しとか、
少し古くなったものとか)。
日本酒には保温効果があるので湯上りもポカポカ。この冬の冷え症対策イチ押しです。
更に、日本酒にはお肌を健康で瑞瑞しく保つ効能も。 “日本酒風呂”は皮膚の表面温度を上げて毛穴を
開く働きがあり新陳代謝が高まります。
騙されたと思って一度お試し下さい。藤原紀香さんはじめ多くの女優さんにも人気らしいです。
・・・・・「おい、母さん。野菜室に入れといたオレのお酒、誰か呑んだのかぁ」
「知りませんよ、飲まれるのはアナタだけなんですから」
「そっかぁ、おかしいなぁ。もう少し残ってると思ったのになぁ」
・・・・ウシシ♪
日本酒を飲んだ翌日はお肌がプリプリで元気が良いとの回答も多かったですね。
ワインや他のお酒では肌が疲れた感じがするけど、日本酒だと調子が良いと。
そうなのです。日本酒には美肌効果があります。お酒に含まれる成分のひとつ
“α-エチルグルコシド”は細胞からの水分蒸発量を抑え(保水効果)肌のつやや
柔らかさを高める働きがあると言われます。更には日本酒に豊富に含まれるアミ
ノ酸や有機酸が美肌効果を高めるようです。(詳しくは 島田律子さん著 『日本酒美人』を) |
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ご自分で酒粕から甘酒を作られ、疲れた時、仕事で遅くなった時にいただくと言う女性がおいでになりました。
良くご存知ですよね、酒粕と日本酒の効能を。酒粕はアミノ酸の宝庫。甘酒は疲労した体にはまさに天の美禄。
細胞への効果的栄養補給 ×美肌効果×保温効果×リラックス効果=ナイト・キャップに一杯の甘酒。最高ですね。

まず価格について。これは割れました。
「ワインに比べて手ごろ」という感想と、「やっぱり日本酒は高い、800円/1合(180cc)がボーダー
ライン」という感想と。
“高い・安い”はその人なりのコスト・パフォーマンスの価値基準ですから一概には比較できません。
TPO次第で変わりますからね。
それよりも興味深いのは「小さめのグラスでいろんなお酒を飲み比べが出来るといい」と言う回答です。
これは満場一致。
女性は量より質、量より種類。 “小さめグラスで飲み比べセット”
・・・これは大きなヒントですね。
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「価格よりもソムリエの存在」という回答も日本酒復権の鍵を握るかも知れません。
ワイン・ブームの功労者に“ソムリエ”の存在があると思います。
料理とお客さまの嗜好・予算を所与の条件として最適なワインを選び奨める。最適な温度と湿度での品質管理、お客様の面前での抜栓とテイスティング、グラスの選択、デキャンタやクーラーを使った食事中の温度管理、気配りのサービング・・・これら全てのソフトがワインという飲料に付加された価値となりワイン人気の基盤造りに大きく貢献したのだと思います。
日本酒にもソムリエに代わる“きき酒師”とい資格取得者が存在します。
“きき酒師”の皆さんの活躍に期待したいところですね。 |
最後にデザインと宣伝について。
ボトルやラベルのデザインの改善に期待したいという声がありました。
どんなにコストパフォーマンスが優れた商材でもデザインが悪くてはなかなか売上は伸ばせません。
最近のユニクロの第2次成長とも言うべき原動力はここにあります。
安価で高機能に安住し続けていたら今日のユニクロはないでしょう。
女性や若者に迎合し媚を売るための安易な酒質の変更や多品目化(飲みやすいリキュールやら、
発泡系やカクテル系の製造に精を出す)については賛否両論がありますが(私は反対派。
ボトルの中身は常に “ホンモノ”でありたいものです)、ボトルやラベルには工夫の余地が膨大にありそうですね。
これは酒販店さんのインタビューでもよく聞かれた回答です(
詳しくはこちら)。
宣伝は大手メーカ以外総じて “ド下手”。
ホームページ、メルマガ、ブログ、お酒の会、試飲即売会を繰り返すのみ。さらには勧誘対象の多くが既存客。
これでは新規需要の創造は難しい。
メディア媒体を利用するには莫大な金がかかります。蔵単位の対応は難しいことでしょう。
「ドラマで取り上げてもらう」というヒントがありました。
確かに、キムタクや小栗旬がドラマの中で “日本酒”を愛飲していたら人気爆発間違い無しですね。
そう言えば『夏子の酒』以来 “日本酒”がテーマになったドラマってないかも。
“日本酒”が飲みたくなるようなドラマ、誰か脚本書きませんか?

男女ともに好感度大でした。
男性の場合は カッコイイ、シブイ、一緒に楽しみたい、ホンモノを知ってる・・・など。
女性の場合は 好印象、イケテル、楽しそう、一緒に楽しめそう・・・などなど。
特に男性へは、カシスウーロン割りだのカクテルばかりだの飲むのは「ヤメテっ!」・・・だと。

圧倒的に多かったのが、旅先 ×地酒。
女性は旅行が好き、美味しいものが大好き。
旅先で出会う食材や料理、地酒は彼女たちの五感と記憶そして胃袋に鮮烈な印象を残します。
日本酒業界にとってはこれも大きなヒントですね。
それから四季折々の風物詩 ×日本酒。
紅葉、雪見、お正月、桃の節句、花見、浴衣、花火、月見など等・・・四季の移ろいを楽しめる日本なればこそ。
そばにあるのは “日本酒”でありたいですね。
長くなりましたが、今日はここまで。
いかがでしょう。日本酒美人たちの声、幾つものヒントがありましたでしょ。
インタビューを快く受けて下さった日本酒美人たちに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
『日本酒こんしぇるじゅ』ではこれからも多くの日本酒美人の声をお伝えして行きたいと思います。
ご期待下さい。
《参考データ》
【世界のプロサッカーリーグの観客動員数ランキング】
| 順位 |
リーグ (国) |
1試合平均
(人) |
総入場者数(A)
(人) |
国の人口(B)
(百万人) |
(A)/(B)
(%) |
| 1位 |
ブンデスリーガ (ドイツ) |
37,644 |
11,518,923 |
82.26 |
14 |
| 2位 |
プレミアリーグ (イングランド) |
34,363 |
13,058,115 |
61.23 |
21 |
| 3位 |
リーガ・エスパニョーラ (スペイン) |
28,838 |
10,958,440 |
44.49 |
24 |
| 4位 |
リーグ 1 (フランス) |
21,818 |
8,290,346 |
62.04 |
13 |
| 5位 |
Jリーグ Division 1 |
19,801 |
5,838,771 |
127.29 |
4.5 |
(Jリーグは2007年、他は2006~2007年平均)