愛媛県

雪雀酒造株式会社

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本社外観 昔ながらの「なまこ壁」のしっくいの白が映える米蔵が特徴的
雪雀の贅と粋を極めた至高の酒 大吟醸「悠遊」
雪雀の総杜氏 田窪幸次郎

“雪”は豊年の瑞兆  ”雀”は酒造りの名手  松山の美酒   『 雪雀 』  

大正4年(1915年)創業。

創業当時に付けられた、『雀正宗』 という酒銘を、『雪雀』 に変えるよう勧めたのは、初代蔵元・猪野嘉次郎と交流があり、この酒を愛した時の首相・犬養毅であったという。『雪雀』の“雪”は昔から豊年の瑞兆。同時に清酒の白々と輝う清らかな様子を“雪”の白さになぞられた言葉でもある。また、“雀”の字は、もともと『雀正宗』にも使われているように「雀の酒造り」に由来する。雀が竹の切り口に蓄えた米が、自然に発酵して酒になった、という言い伝えにもとづいている。

蔵は、愛媛県松山市(旧北条市)の柳原にある。背には高縄山が聳え、瀬戸の海を臨む。河野川の清流が流れる。この絶好の自然環境が、爽やかな銘酒『雪雀』を育ててきた。

松山と聞くと、まず一般に思い出されるのが夏目漱石の「坊ちゃん」だが、酒に絡むとなると司馬遼太郎の「坂の上の雲」だろう。松山出身の秋山好古、真之の兄弟と、俳人正岡子規の3人が主人公だが、兄 好古は陸軍、満州の原野で騎兵戦術を駆使してロシア軍とよく戦い、日本騎兵の父と呼ばれた人。弟 真之は海軍、日本海海戦にロシアバルチック艦隊を破った天才作戦参謀であった。特に兄好古はことのほか酒を好んだことで有名。飯の代わりに酒を飲んだ。銃弾の雨の中でも平然と呑んだ。戦後は陸軍最高幹部の一人となり、晩年、元帥への推薦さえ断って、郷里松山の高校の校長に志願して就任するという異色の軍人だった。
その理由がもし、「松山に『雪雀』があったから」などであったりすると面白いのだが、どなたかご存知無いだろうか(笑)。

横道にそれた。さて、『雪雀』 の造りだ。
米は、厳選の兵庫県産山田錦をはじめ、幻の米と言われる雄町(岡山県産)や八反錦、北錦、玉栄、そして県産米の松山三井、黄金まさりを酒質に合わせて使い分ける。「酒の味を決めるのは、麹米」という総杜氏の考えに従い、すべての麹米に酒造好適米を使用するなど、麹造りに最も拘る。故に原料処理にも細心の注意が払われ、白米の吸水率がいつも均一であるよう、限定吸水を行っている。水は、高縄山の伏流水にあたる中硬水の井戸水(中硬水)を最新の技術で濾過して使う。

自然に囲まれた瀬戸内で、厳選した良質の米と水、ベテラン越智杜氏の磨かれた技によって『雪雀』は仕込まれる。
日本の「現代の名工」に選ばれ、「黄綬褒章」も受章した田窪杜氏のもと、今日も丁寧なこだわりの酒が醸されている。
                                                 (by Forcia)
創業年 1915年  (大正4年)
住所 〒799-2434  愛媛県松山市柳原123番地
電話番号 TEL. 089-992-0025
FAX番号 FAX. 089-993-0052
各種受賞履歴 平成5、9~11、14年全国新酒鑑評会金賞受賞
杜氏の紹介 田窪幸次郎杜氏は酒造り60年の大ベテラン。平成10年には、四国出身の酒造技術者として初めて日本の「現代の名工」に選ばれている。そして平成16年には、秋の叙勲で「黄綬褒章」を受賞。「杜氏の育成をして、自分の持つ技術を伝えていきたい」と語る、越智杜氏である。
銘柄

「雪雀」  

蔵の一押し 逸品 大吟醸 悠遊
WebサイトURL http://www.yukisuzume.com/index.shtml
加盟団体 日本吟醸酒協会 ・愛媛県酒造協同組合