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天下一品の美酒なり
創業明治2年(1870年)。
神代のロマン溢れる国、出雲。その市街の中を街並みに沿って流れる高瀬川のほとりに、出雲を代表する銘酒 『十(じゅうじ)旭日』 の蔵は建つ。
佐藤家6代目が興した酒造業は、7代目において大いに隆盛し、明治33年(1900)にはその酒がパリ万国博覧会にも出品され名誉ある受賞を果たした。その創業当時の銘柄は 『白雪』 であったが、明治40年に 『十旭日』 に改名された。
山陰地方巡行の大正天皇(当時は皇太子)に随行した、木戸孝正侍従長への献上酒が「天下一品の美味なり」と賞賛され、日本海海戦勝利を記念した「じゅうじ旭日」の揮毫を受けたことによる。
ここは出雲杜氏の故郷。神々が酒宴を開いたと伝えられる酒神・松尾神社における毎年10月の濁酒祭には、酒造安全・五穀豊穰を祈願して出雲杜氏達が揃って参拝する。その伝統の出雲杜氏の匠の技と、コンピューター制御の自家精米、ファジー制御の自動製麹機などの近代技術の融合が 『十旭日』 の個性豊かな酒質を守る。「男酒」とも言われるその特徴は、コクのあるしっかりした味わいと芳醇な香りに加えて、後切れのよい喉越し。酒通の間でことにその評価が高い。
また長期熟成酒(古酒)にも力を注いでおり、独特の芳醇な味わいのある酒を送り出している。
現当主の10代目蔵元 佐藤誠一氏の温厚誠実な人柄も手伝って、その品質第一の姿勢が地元では多くの愛飲家に強い支持を受け続ける。
近年では、全国新酒鑑評会においても好成績を挙げ、その知名度は着実に全国に広がっている。
出雲大社にお祀りされているのは大國主大神(おおくにぬしのおおかみ=だいこくさま)だ。
その昔、国を造ってこれを皇室の祖先に奉還し、我々日本人を守って下さっている有り難い神様だ。
だいこくさまに、一言御礼をお祈りして 『十字旭日』 を飲る。
明日はきっといい日になりそうだ。
(by Forcia) |
天下一品の美酒なり