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戦国の姫君 江 (その1)~滋賀県~


賤ヶ岳から琵琶湖、竹生島、
葛篭尾崎を望む
(画像:(社)びわこビジターズビューロー
「戦国時代」って、ご存知ですよね?
いつからいつまでを指すかってのは異なる説があるようですが、
15世紀半ば~末頃に始まり、
16世紀後半~17世紀初頭に終わった時代のこと。
「群雄割拠」の時代でもあるわけです。

そんな戦国時代で有名な武将のひとりが、織田信長。
戦国時代末期に「最も天下に近かった武将」とも言われてます。

その織田信長には「市」と呼ばれる妹がいました。
「市」は、近江国小谷(現在の滋賀県長浜市)の浅井長政に嫁ぎ、
2人の間には3人の娘が生まれました。
「茶々」と「初」、「江」の3人で、「浅井三姉妹」とも呼ばれてます。

浅井三姉妹の中でも、江姫は、とりわけ波乱に満ちた人生を送りました。

最初は、父である浅井長政が、織田信長に滅ぼされたこと。
その後、母である市が再婚した羽柴勝家は、
羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)に滅ぼされ、市は自害。
浅井三姉妹は救出されて、秀吉のもとに。

長じて佐治一成に嫁ぐものの、
小牧・長久手の戦いで秀吉の逆鱗に触れたことから、
佐治一成は所領を没収され、江は離縁させられます。
次いで秀吉の甥にあたる秀勝と再婚するものの、
今度は、秀勝が文禄の役で死去。
3度目の結婚相手は、徳川家康の子供である秀忠。
家康の後を継いで、徳川幕府の第2代将軍になった人です。

(画像:滋賀県推進協議会

こんな風に文字にしてしまうと実に味気ないものになってしまいますが、
その生涯は、ホント波乱に満ちてますよね。
まさに、戦国時代末期を駆け抜けた姫君です。

“そんな江姫を取り上げたTVドラマの舞台は?” と言えば、やっぱ滋賀県と福井県!
現在、両県は、共同で “江 ~姫たちの戦国~” キャンペーンを行なってるとか。
    滋賀県は こちら→
    福井県は こちら→

ってことで、『日本酒こんしぇるじゅ』にご参加いただいてる蔵元さんから、
滋賀県と福井県の日本酒をご紹介しますです。

まず今回は、滋賀県の蔵元さんから!

最初のお酒は、文字通り 「浅井三姉妹」!

滋賀県は愛知酒造(有)の純米大吟醸酒で、
「浅井三姉妹物語・江」というのがあります。

大吟醸酒らしい華やかな吟醸香があり、
やさしく優雅な女性のような柔らかな味わいのお酒。
名前に恥じない香りと味わいの純米大吟醸酒です。
愛知酒造が醸してらっしゃる銘柄は、「富鶴」。
2つめにご紹介するのは、「富鶴 純吟生原酒」です。

使われてるお米は、
減農薬で栽培された地元・滋賀県の酒造好適米「吟吹雪」。

フルーティな香りが感じられ、やや辛口の口当たりの良い純米吟醸酒。
スッキリとした中にも、余韻が感じられるお酒ですね。
愛知酒造の最後は、「富鶴 純米酒」

蔵元さんが、
     「初めて富鶴をお飲み頂く方に最適」
と言われるお酒。

なめらかで旨味のある純米酒で、後口にはキレが感じられます。


琵琶湖の東岸のやや東に入った地域には、喜多酒造(株)があります。
「喜楽長」という銘柄を醸されてる蔵元さんです。

その喜多酒造から最初の1本は、「喜楽長 天保正一」

純米大吟醸なんですが、
商品名では、「特別純米大吟醸」と謳っておられます。
山田錦を4日間も自家精米して30%まで磨き上げた純米大吟醸酒。
心地より吟醸香が爽やかに広がります。
ちなみに、地域限定酒なので、探してみてくださいね。
喜多酒造の2本めは、純米吟醸酒の「喜楽長 辛口」

吟醸酒らしいさわやかな香りが鼻をくすぐり、
口の中に広がる旨みが酸味とバランスよく楽しめるお酒。

ラベルもスッキリした爽やかさを感じるデザインになってますが、
喉越しも爽やかな純米大吟醸酒です。
喜多酒造の最後は、「喜楽長 特別純米酒」

しっとりとしたやわらかな酸味が感じられ、
それでいて旨みが楽しめる、バランスの良い特別純米酒です。

後口にはキレもあり、飲み飽きしない感じのお酒ですね。

琵琶湖東岸には、近江酒造(株)もあります。

その近江酒造の「大吟醸 錦藍」は、
自家培養酵母を使った大吟醸酒。

メロンや洋ナシといった果物やクチナシなどの花を思わせるような香りが
鼻をくすぐり、ホンノリとした甘みが口に広がります。
それでいてフレッシュさのある酸味が感じられ、
後口スッキリの大吟醸酒です。
「純米吟醸 吟おうみ」は、
滋賀県の酒造好適米のみを使って醸された純米吟醸酒。

吟醸酒らしい香りが楽しめて、
同時に純米酒らしいコクが感じられるお酒です。
近江酒造の「純米 近江路」は、蔵元さんの言葉を借りれば、
“風光明媚な近江八景の眺め“近江路”をそのまま表現”
した純米酒。

マシュマロのような柔らかな甘みを感じさせる香りがして、
清涼感のある心地よい味わいの純米酒です。

美冨久酒造(株)は、滋賀県甲賀市にある酒蔵。
醸されてる銘柄は、蔵と同じ名前の「美冨久」です。

その美冨久酒造からは、
「姫たちの戦国・江の国近江セット」が発売されてます。

旨口の本醸造酒1本と辛口純米酒2本を組合わせた3本セット。
いずれも山廃仕込みです。
「美冨久 純吟極上」は、純米大吟醸酒。

ANA国際線で、
ファーストクラスの機内酒にも採用されたとか。

程よく落ち着いた香りがして、
米の旨味を感じさせてくれるやさしい味わいの純米大吟醸酒です。
美冨久酒造の最後は、「酉也吟純聖 山廃」

エ、読み方?
「い ぎんじゅんせい やまはい」です。
「酉也」ってのは、「純粋なお酒」といった意味だとか。

落ち着いた感じながら吟醸酒らしい香りを楽しめます。
山廃仕込みの癖を抑えながら、
山廃仕込みらしいコクと深みを充分に活かした純米吟醸酒です。

今度は、琵琶湖の西岸に移動しましょうね。

琵琶湖の西岸の最初は、吉田酒造(有)
「竹生嶋」という銘柄の日本酒を醸されてます。

「竹生島 海津郷 花嵐 生原酒」は、純米大吟醸酒の生酒。

穏やかな吟醸香の中に、生酒らしい香りが鼻をくすぐってくれます。
さわやかな酸がありながら、
米の旨味が感じられる味わいの純米大吟醸酒です。
吉田酒造の2本めは、「竹生嶋 吟花」

純米吟醸酒です。

穏やかな吟醸香が楽しめ、
口に含むと、ほのかな甘みが感じられます。
なめらかな口当たりの純米吟醸酒ですね。
「竹生嶋」の純米酒には、
「竹生嶋 辛口純米」ってのがあります。

口に含むと辛口で、キレを感じさせてくれる喉越し。
それでいて、純米酒らしい米の旨味とコクがある味わいを楽しめます。

琵琶湖の西岸の北寄りには、川島酒造(株)があり、
「松の花」という銘柄の日本酒を醸されてます。

「松の花 純米大吟醸 西近江路」は、蔵元さんの言葉を借りれば、
         “酒の芸術品”
と言われるほど、米の芯だけの旨味を引き出した純米大吟醸酒。

吟醸造りらしい華やかな香りに、
純米らしい米の風味が楽しめるキレイな味わいのお酒ですね。
特別純米酒には、「松の花 酔後知楽」というのがあります。

エ、読み方?
「まつのはな すいごたのしきをしる」と読むそうです。

滋賀県産の酒造好適米を使った特別純米酒で、
やや辛口でスッキリした味わいの中に、米の旨味が感じられます。

ちなみに、「燗酒コンテスト2010」の金賞受賞酒です。
川島酒造の最後は、「近江八景の酔」

純米吟醸酒1本と吟醸酒2本、特別純米酒2本が入ってます。
(いずれも180mlのお手頃サイズ)

それぞれのラベルには、異なる近江八景が描かれてます。
川島酒造のHPでは “ギフト詰め合わせ” に分類されてますが、
自分で買って、ラベルを楽しみながら飲むってのもイイですよね?


琵琶湖西岸の北寄りには、池本酒造(有)もあります。

「琵琶の長寿」という銘柄を醸されてる蔵元。
“手搾りの方が、せっかくの酒の味を大切にできる。” とばかりに、
機械で搾らず、労力が必要な手搾りをされてます。

そんな川島酒造の「琵琶の長寿 純米大吟醸」は、
ふくよかで落ち着いた香りの純米大吟醸酒。
口当たりや柔らかですが、酸味がスッキリしたキレを感じさせてくれます。
続いては、「琵琶の長寿 純米吟醸 生 蔵人」をご紹介。

滋賀県産の酒造好適米「玉栄」に「山田錦」を組合わせた
吟醸造りの生酒です。
旨味がありながらキレイな味わいの純米吟醸の生酒。

蔵元さんの言葉を借りれば、
“テーブルの助演男優賞” であり、“琵琶の長寿らしいお酒”
だそうな。
「琵琶の長寿 純米」は、「低温長期もろみ」管理で作られた純米酒。

「低温長期もろみ」ってのは、文字通り、
通常よりも低い温度でジックリ時間をかけて造られた醪のこと。

で、そんな手間暇かけて造られた「琵琶の長寿 純米」は、
口に含むとやさしい味わいなんですが、
意外と押しのきいた旨味がジンワリと口に広がってくる純米酒です。

琵琶湖西岸の真ん中あたりにあるのが、(株)福井弥平商店
江戸中期の寛永年間(1748~1751年)に創業という酒蔵です。

最初にご紹介する「浅井三姉妹ものがたり」には、
純米酒と梅酒、檸檬酒の3種類があります。

純米酒は、近江米を100%使ってあり、
やわらかな口当たりで、やや辛口。
梅酒は、完熟南高梅100%で造られており、
香り高くさわやかな味わい。
檸檬酒は、国産レモンを100%使ってあり、
やわらかな酸味とさわやかな味わいのお酒です。
福井弥平商店が醸されてる銘柄は、「萩乃露」。
勝野ヶ浜に群生する萩にちなんで、
創業当時の藩主から命名されたとか。

「萩乃露 悠遠」は、氷温5年熟成の純米大吟醸酒です。

大吟醸酒としては、穏やかな香りで、
トロリとしたやわらかな味わいが口に広がってきます。
純米吟醸酒には、「萩乃露 吟醸純米 源流 渡舟」があります。

滋賀県の幻の酒造好適米「渡舟」を使って醸された純米吟醸酒。
果実にも似た旨味が感じられ、
力強く伸びやかな味わいが楽しめます。
心地よい酸味も感じられ、後口にキレのある純米吟醸酒です。

買える店

銘柄/蔵元
酒販店
住所/電話
浅井三姉妹物語・江
富鶴 純吟生原酒
富鶴 純米酒
(愛知酒造)
蔵元HPにて、
お買い求めいただけます。
滋賀県愛知郡愛荘町野々目207
0749-42-2134
喜楽長 天保正一
喜楽長 辛口 純米吟醸
喜楽長 特別純米酒
(喜多酒造)
宮城県気仙沼市田中前1-4-9
0226-24-3397
千葉県千葉市中央区仁戸名町714-4
043-264-1439
埼玉県川口市本町4-5-26
048-222-2801
東京都世田谷区赤堤1-14-13
03-3324-1155
神奈川県川崎市麻生区栗木1-1-1
044-988-0001
大吟醸 錦藍
純米吟醸 吟おうみ
純米 近江路
(近江酒造)
蔵元HPにて、
買える店が紹介されてます。
滋賀県東近江市八日町上之町9-16
0748-22-0001
姫たちの戦国
      江の国近江セット
美冨久 純吟極上
美冨久 酉也吟純聖 山廃
(美冨久酒造)
蔵元HPにて、
お買い求めいただけます。
滋賀県甲賀市水口町西林口3-2
0748-62-1113
竹生嶋 海津郷 花嵐
        生原酒
竹生嶋 吟花
竹生嶋 辛口純米
(吉田酒造)
蔵元HPにて、
お買い求めいただけます。
滋賀県高島市マキノ町海津2292
0740-28-0014
松の花 純米大吟醸
        西近江路
松の花 特別純米酒
        酔後知楽
松の花 近江八景の酔
(川島酒造)
蔵元HPにて、
お買い求めいただけます。
滋賀県高島市新旭町旭83
0740-25-2202
琵琶の長寿 純米大吟醸
琵琶の長寿 純米吟醸
        生 蔵人
琵琶の長寿 純米
(池本酒造)
蔵元HPにて、
お買い求めいただけます。
滋賀県高島市今津町今津221
0740-22-2112
浅井三姉妹ものがたり
萩乃露 悠遠
萩乃露 吟醸純米
        源流 渡舟
(福井弥平商店)
蔵元にお問合わせください。
滋賀県高島市勝野1387-1
0740-36-1011
※上記の情報は、コメント作成時点のものです。品切れ/生産中止などの場合もありますので、ご了承ください。

【オマケ】 「江」にちなんだ日本酒たち ~滋賀県~
『日本酒こんしぇるじゅ』には未参加の酒蔵ですが
琵琶湖東岸には、藤居本家という酒蔵があります。
江戸時代から酒造りを続けており、
現在の酒蔵は、総けやき造りだとか。

その藤井本家からは、「琵琶の舞 純米吟醸酒 江姫」が発売。

滋賀県認証の「環境こだわり農法」で栽培された
酒造好適米を100%使用して造られた純米吟醸酒です。


by Hirokazu