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秋もずいぶんと深まってきましたね。
“味覚の秋、食欲の秋”と言われたのも、そろそろ終わり。
秋の収穫期も、終盤。
春から育ててきた米や野菜や果物も、既に大半が収穫を終えたようです。

“収穫期”ってことで思い出しましたが、11月23日って、何の日かご存知ですか?
そうですよね、「勤労感謝の日」。

「普段から一生懸命に仕事をしてる人たちに感謝し、ゆっくり休んでくださいね。」

ってことで設けられた休日です。

この「勤労感謝の日」って、「新嘗祭(にいなめさい)」の日を、そのまんま振り当てたそうです。
エ?“「新嘗祭」って何だ?”って?
そうですよねぇ、古~~い時代の人たちにはなじみのある言葉ですが、最近は聞きませんよねぇ。
まぁ、簡単に言ってしまえば、
「神様に、その年の収穫物をお供えして、五穀豊穣を感謝し、祝うお祭り」
ってことになります。

そう考えると、「新嘗祭」の日を「勤労感謝の日」に振り当てた当時の人たちの気持ちが、
なんとな~く分かるような気がしません?
日本人の食や生活を支えてきた農家さんは、いわば、日本の土台。
その農家さんのお仕事の結果が収穫であり、
「農家さんの『勤労を尊び、生産を祝い』、感謝する日」って思えば、
「勤労感謝の日」って言われても、よく理解できるような気がしますよね?
だって、農家さんが一生懸命に育ててくれたお米で、美味しい美味しい日本酒が楽しめるんですから!
感謝!!


さてさて、海外でも、日本と同じ頃に「収穫を祝うお祭り」があるんですよね。

アメリカでは、11月の第4木曜日が「感謝祭(Thanks Giving Day)」という休日。
カナダにも同じ「感謝祭」の休日があるんですが、
気候が寒冷なせいなのか、カナダの「感謝祭」は10月の第2月曜日だそうです。

感謝祭の食事と言えば、やっぱり七面鳥。

七面鳥のお腹に、角切りパンやら干しブドウやらクルミやらを詰めて、
そのまんま、丸焼きにしちゃいます。

食卓には、丸焼きの七面鳥が“デン!”とばかりに真ん中に。
一家の主が、おもむろにナイフとフォークを使って、
各自のお皿に取り分けてくれます。

「あるじ」ですよ、「あるじ」!ホラ、アナタですよ、アナタ!


家々によって異なるんでしょうが、
多くはグレービー・ソースかクランベリー・ソースをつけて食べるとか。
これに、茹でたり焼いたりした野菜を添えて、家族や親戚と一緒に食するのが、感謝祭の過ごし方。
イイですよねぇ、家族や親戚でゆ~っくりと感謝祭を楽しむのって。

七面鳥もイイんですが、ふっつ~の鶏肉も美味しいですよねェ~。
日本のあっちこっちに、美味しい鶏肉があったりして。
秋田県は比内地鶏だとか、
愛知県は名古屋コーチンだとか、
徳島県は阿波尾鶏だとか、
鹿児島県は薩摩地鶏だとか・・・。

鶏料理と言えば、やっぱ、や・き・と・り!

塩で焼いて、ジワッと脂がにじみ出てきてるような焼鳥の串をつまんで、
ガブッ!
かじった時には、うっすらと塩味を感じ、
噛んでるうちにジューシーさが口の中に広がり、鶏肉の旨味があふれ出てくる・・・。
で、右手に焼鳥の串を持ったまんまで、左手に持ったぐい飲みからグビッ・・・。

ガブッ・・・モグモグ・・・グビッ。
ガブッ・・・モグモグ・・・グビッ。

もうダメッ、我慢できません!
本日は、ここまで。
焼き鳥屋に行ってきまぁ~~す!
続きは、後日。



いやぁ、先日は失礼しました、途中退席しちゃいまして。
ではでは、続きをば・・・。

今回は、「収穫」にちなんだ日本酒をご紹介!

まずは、青森県の三浦酒造店さん。
銘柄は、「豊盃」。

名前の由来は、青森県の酒造好適米「豊盃」を使って造られていること。

その昔、津軽藩祖である為信公が、
兵士の士気を鼓舞するために戦場で「ホウハイ節」を唄ったとか。
そのユーモア性と勝利にあやかって名づけられたそうです。

でも、イイですよねぇ、名前。
「豊かな盃」ですよ。
盃一杯になみなみと豊かに注がれたお酒。
口に含むと、豊かな味わいがフワァ~ッと広がる・・・。
そんなことを想像させてくれる日本酒です。


青森には、「青森シャモロック」という地鶏があるとか。
青森県産業技術センターのウェブサイトによれば、
『1987年から開発に取り組み、1992年から農家に供給を開始』したそうです。

味が濃厚で「だし」が出るうえ、『肉のキメも細かく、
見ためも美味しそうな赤色をしてるとか。
地元の新鮮な鶏肉を刺身にしたり、焼き鳥にしたり。
皮焼きも美味しいそうですよ。
『和風料理に最適』な鶏肉だそうです。


秋田県は、秋田清酒(株)の「刈穂」。
百人一首の最初の歌として知られる天智天皇の和歌に出てくる
「秋の田の かりほの庵の・・・」
が名前の由来とか。
「刈り穂」は、文字通り、「刈り取った稲の穂」のこと。
夏の初め頃の田植えから4~5ヶ月。
たわわに実り頭を垂れた稲がそよぐ秋の田んぼで稲刈り。
“これに勝る「収穫祭」はない。”って言っちゃうと言い過ぎ?


秋田県の「比内地鶏」って、日本古来の「比内鶏」とは、違うんですよね。
もともとの「比内鶏」は、1942年に国の天然記念物に指定されちゃって、
“食用に!”
って訳にいかなくなりました。
で、「比内鶏」を育種選抜して生み出されたのが、「比内地鶏」。
肉の味が良くって、余分な脂肪分が非常に少なくって、
噛めば噛むほどコクが際立つ鶏肉。

きりたんぽ鍋に入れるのが最も有名なんでしょうが、
焼き鳥も美味しいですし、親子丼も美味!
日本三大美味鶏のひとつに数えられることはありますよね。


山形県の米鶴酒造(株)さんには、「米鶴 豊穣甘露」という日本酒があります。

言うまでもないんでしょうが、穀物が実り豊かな様子を表す言葉が「豊穣」。
その上、「甘露」ってことは、「実り豊かな穀物が美味しい」ってことですかね。

山形県の開発した酵母と山形県の酒造好適米を使った「豊穣甘露」。
蔵元さんのウェブによれば、
『なめらかな甘味と上品な酸味の軽快な味わい』のお酒だそうです。


山形県には、もともと「地鶏」と呼べる在来種がいなかったとか。
しか~し、2000年より「赤笹シャモ」を用いた交配研究が行われ、
2003年に「やまがた地鶏」が誕生したそうな。
赤みを帯びた肉で、臭みのない上品な味わいの肉だとか。

ところで、山形県では意外な「とり肉」があるそうです。
何かと言えば、「ダチョウ」!
低脂肪で低カロリーなうえ、タンパク質や鉄分が豊富とか。
詳細は、「おいしい山形」を


茨城県の石岡酒造(株)さんには、「筑波 豊穣の峰」という日本酒があります。

収穫は、なんと言っても「豊穣」が一番!
その後の収穫祭も盛り上がりますし、
翌年の収穫祭で呑み交わす日本酒も、美味しくなりそうですし。

この日本酒は、繊細な日本料理の味だけでなく、
鍋料理などにも負けいないようなお酒を目指して造られたとか。
力強さを持ちながら、ふくよかな味がするお酒です。
純米大吟醸なので、冷か常温がお奨め!


茨城県は、特定JAS認定地鶏が全国最多だそうです。
「奥久慈しゃも」や「やさとしゃも」といった地鶏のほか、「筑波地鶏」も。

「筑波地鶏」は、2003年に誕生した地鶏。
純植物性飼料を与えて育てられ、価格もお手頃なのに、
歯ごたえが良くって、ジューシーな旨みが溢れているとか。
新鮮な場合には刺身もコリコリして美味しいそうですし、
もちろん、焼き鳥も。
そのほか、スモーク・チキンも販売されてたりします。
詳細は、「いばらきもの知り博士」を


岐阜県の御代桜醸造(株)さん。
社名と同じ「御代桜」を醸している蔵元さんですが、
その1つに「御代桜 豊穣春秋」があります。

厳しい基準をクリアした有機米を惜しみなく使って、
精魂込めて造られた有機純米大吟醸酒。
蔵元さんのウェブサイトには、
     米や水にこだわり
       『自然・安心・おいしさ』を求めて醸しました。
と書かれています。

蔵元こだわりのお酒の1つ。
春も秋も、1年中の豊穣を祈りながら、グラスを傾けたいっスね。


岐阜県には、「奥美濃古地鶏」ってのがあります。

岐阜県公式サイト「飛騨・美濃の国」によれば、
1941年に天然記念物に指定された「岐阜地鶏」を基礎に、
『「神代の味」の再現に取り組み』、「奥美濃古地鶏」として誕生しました。

赤みを帯びた肉色で、歯ごたえの良い旨みが特徴で、
焼き鳥にすると美味しい鶏肉のようです。
卵も、一般の卵に比べて濃厚で、コクのある味わいだそうです。
詳細は、岐阜県公式サイト「飛騨・美濃の国」を


福岡県の井上(名)さんは、「三井の寿」の蔵元さんです。

明治時代に作り出されたものの、栽培に手間がかかることから、
作り手がいなくなっていた酒造好適米「穀良都」。
その酒造好適米を復活させて醸した日本酒が、
「三井の寿 穀良都」です。

ただ、醸せる量が少なく、「幻の酒」のひとつに数えられるとか。
山廃仕込みの純米酒だそうで、是非、味わってみたいっスよね。 

九州で第1号の特定JAS認定地鶏肉が「はかた地どり」。
誕生してから、既に20年以上も経過しているそうです。
赤みが強めの肉色で、歯ごたえも良いとか。
水炊きや鶏モツ鍋など鍋物系の料理だけでなく、
バーベキューや焼き鳥など焼き物系の料理にも合う鶏肉だそうです。
地元の新鮮な鶏なら、刺身や炙り刺身も美味しいとか。
詳細は、「農事組合法人 福栄組合」を

居酒屋で食べる焼き鳥って、アツアツのが食べられて美味しいんですが、
好きなお酒が飲めるかどうかが、ちょっぴり微妙・・・。
ってことで、温めなおすのを覚悟の上で、焼き鳥は買って帰って、
おウチで好きなお酒を楽しむのもイイかなぁ~、と。
「季節の食材」ってことで、いろいろなキノコの炒めものなどを頑張って作りますか。

Hirokazu の手抜き料理レシピィ~!

今回は、和風/中華風/洋風と、いろいろ取り混ぜて4種類のレシピをば。

本日のレシピ いろいろキノコ炒め 味付けバリエーション

 

材料: いろいろなキノコ
 舞茸、しめじ、えのき茸、エリンギ、椎茸など
お好みのキノコをご用意ください。

量は、スーパーで売ってるパックを参考にして、適当に。
例えば、各キノコ類それぞれ1パックにしちゃうとか。

予算:  キノコは、大体1パックが100~300円ぐらいでしょうか。
どんなキノコを使うかで、値段も変わっちゃいますので、スーパーで確かめてくださいね。
調理時間:
 キノコの下ごしらえを入れて15~20分ぐらいですかねぇ。
お気に入り度:
“手抜き”とは言えないかなぁ・・・でも、わりと簡単で、旬のキノコが味わえるんで、
☆☆☆
作り方(和風醤油味):
 キノコは、石突きの部分を切り落として、傘などの汚れを落として、っと。 
汚れは、できるだけ落としといてくださいね。
しめじは、食べやすいサイズの小房に裂いて、
エリンギやシイタケなど大ぶりのキノコは1口大に裂いときましょう。
フライパンにサラダ油を入れて、キノコを入れて、軽~く塩、コショウをふって。
2~3分も炒めればオッケー。
仕上げに醤油を少~し回しかけたら出来上がり。
で、バターを使ったチョッピリ洋風ってのも美味しいですよ。
作り方(チョッピリ洋風バター醤油味):
の作り方は、「和風醤油味」とおんなじ。
サラダ油の代わりに、バターを入れて炒めるとこが違うだけ。
塩、コショウを軽~くふるのもおんなじで、仕上げに醤油を少~し回しかけるのもおんなじ。

“バターの香りと味が醤油にピッタリ!”で、お奨めですよ。
ちなみに、レシピの写真は、バター醤油味です。
(見た目では和風醤油味と区別がつきませんが、食べるとバターの味が口に広がります)
次は、中華風。
作り方(中華風オイスターソース味):
の作り方は、「和風醤油味」とおんなじ。
サラダ油を使って炒めるとこも、おんなじ。
(塩、コショウを軽~くふるのもおんなじですよ)
仕上げに、醤油の代わりにオイスターソースを使って、隠し味程度に醤油をチョッピリ。

たったこれだけで、あら不思議、中華風の気分になっちゃいます。
最後のレシピは、「バター醤油味」よりも、もうちょい洋風に。
作り方(洋風バルサミコ味):
の作り方は、「和風醤油味」とおんなじ。
サラダ油の代わりに、オリーブ油でみじん切りのニンニクを炒めましょう。
1~2分、にんにくを炒めたらキノコを入れて、塩、コショウを軽~くふって、と。
また、2~3分、炒めて。
最後の仕上げは、イタリアンドレッシングとバルサミコ酢!
(酸味が強めがイイ方は、バルサミコ酢をやや多めに)
  ほらほら、イタリアンっぽい味付けでしょ?

お子さんがいる家庭では難しいかもしれませんが、
辛めの味付けが大丈夫なら、唐辛子を使う手も。
「和風醤油味」の場合には、食べる前に、一味唐辛子や七味唐辛子をふるのが簡単!
「中華風オイスターソース味」や「洋風バルサミコ味」なら、
キノコを炒める前に、3 mm幅ぐらいの輪切りにした乾燥唐辛子を炒めるだけで、味が引き締まりますよォ。

で、“もうひと手間ぐらい頑張れるぞ!”って方は、鶏肉や秋鮭を加える、ってのもありです。
最初に鶏肉(または秋鮭)を炒めてから、一度お皿に取り出す。
(炒めるときに、鶏肉(または秋鮭)に塩、コショウをふってくださいね)
「本日のレシピ」通りにキノコを炒める。
お皿に取り出した鶏肉(または秋鮭)をフライパンに戻して、キノコと一緒に温める。
「本日のレシピ」通りに味付けをして、出来上がり!
ってな感じでござりまする。

冷えるぐらいになってきた今ぐらいの頃は、やっぱ、人肌燗かぬる燗ぐらいが楽しめますよねぇ~。

新鮮な鶏肉のささみやレバーを刺身でつまみながら、
コクがあって旨みを感じる純米酒をクイッ。

焼き鳥を焼いている香ばしい香りを肴に、
またまた純米酒をクイッ。

キノコ炒めをつまんで、純米酒をクイッ。

で、最後に、コンガリ焼けて脂がジンワリとにじみ出てくるような焼き鳥でクイッ。

プファ~~ッ!

いやぁ~、日本の「収穫感謝祭」ですね、これが!


by Hirokazu