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花見もいいけど Mo Mi Ji

花見酒があるんだし・・・

朝晩がかなり涼しくなってきましたよね(普通は、“冷える”っていうんですか?)。

北海道や東北、高い山々では既に落葉が始まっているかと思いますが、
本州の平野部では、そろそろ木々の葉っぱも色づいてくる頃。

紅葉狩が楽しめる時期ですよねぇ。

そう言えば、「紅葉狩」って、謡曲にもありますよね。
その基になったのが、長野県は戸隠地方の「鬼女・紅葉」伝説。



 
1000年以上も昔のこと・・・。
子供のいなかった伴笹丸(とものささまる)と菊世(きくよ)という夫婦が、
第六天魔王に祈ったところ、子供が授かった。
夫婦は、その娘に呉葉(くれは)と名づける。
呉葉が長じて、家族は京の都へ。呉葉から紅葉と名を改めた。
ふとした機会から、源経基(みなもとのつねもと)の寵愛を受けるようになり、子供まで生まれた紅葉だが、
源経基の正室に呪いをかけたとして都を追われ、戸隠の鬼無里(きなさ)にたどり着く。

才長けた美貌の紅葉に夢中になってしまった村人。
上洛資金を手にしようとする紅葉を助け、一緒に村々を襲撃しては強奪を始めた。
「戸隠の鬼女」としての噂が伝わった京では、
平維茂(たいらのこれもち)が軍勢を引き連れて討伐へ。
されど、紅葉の妖術の前に攻めあぐねる平維茂。
「討伐させよ」と、断食をもって観音様に祈ること17日間。
降魔の剣を授かった平維茂は、ようやく鬼女となった紅葉を討ち取りしィ~~ッ!!



紅葉狩って言えば、かれこれン十年以上前のことなんですが、
会社の友人と10名弱で紅葉狩ハイキングに行ったことがあります。
“紅葉、綺麗だよねぇ~。”とか何とか言いながら頂上に。
見晴らしの良いところで“さぁ、お昼!”

で、リュックから取り出したのは、日本酒4合ビン1本と赤ワインのフルボトル1本。

最初は呆れ顔してたくせに、み~んな、チャッカリ呑んだんですよね。
頂上と言っても、そんなに高い山じゃないんですが、それでも“下界を見下ろす”って感じ。
山肌一杯に咲き乱れるような紅葉を眺めながら、飲んだお酒は格別!
アッという間に、ボトルは空になりました。
(もちろん、空ボトルは持ち帰りましたよ、重かったけど)

皆さんは、紅葉狩っていうと、どこに行かれるんでしょうか?
そんな時には、是非、日本酒などをバッグに忍ばせて・・・。
花見とは、また別の風情が味わえますよ!
(飲み過ぎにだけは、くれぐれも注意してくださいね)

ところで、花札の1枚に、「紅葉に鹿」ってのがありますよね。
一度はご覧になったことがあるのではないかと。

で、あるんですよねぇ、そのまんまの名前の日本酒!

山形県は冨士酒造(株)さんが醸している日本酒「栄光冨士」。
その銘柄の1つが、「紅葉に鹿」。

ちょっとレトロを感じさせてくれるデザインのラベルです。

真ん中の上方に左向きの鹿の顔が描かれてて、
周囲を紅葉が取り囲んでいる絵柄。
文字通り、花札の意匠を取り入れた日本酒です。

純米大吟醸で、熟成期間2年の冷蔵貯蔵・瓶囲いのお酒。

ちなみに、蔵元さんのご先祖は、
戦国武将・加藤清正の嫡男である忠廣が庄内地方に配流されたときにもうけた子供だそうです。


蔵元さんの地元である鶴岡市には、紅葉の名所があるんですよね。
国道112号線を南に下った荒沢ダムの周辺や梵字渓谷/湯殿山周辺が、それ。

梵字渓谷では、紅葉に囲まれた渓谷を橋が渡る景色は圧巻!

10月中旬~11月上旬が見ごろとか。

詳細は、「山形への旅」(やまがた観光情報センター)を。



直接の「紅葉」じゃないんですが、
長野県の麗人酒造(株)さんには、「紅麗葉」っていうお酒が。
「くれは」と読むそうです。

ホントの名前の由来は知りませんが、
「紅葉伝説」にちなんで名づけられたんでしょうね、きっと。
でも、「紅葉」って言葉の間に「麗」っていう字が入ってて、
なんとな~く、綺麗ですよね。
長期熟成酒にも力を入れていらっしゃる蔵元さんで、
この「紅麗葉」も、純米吟醸の3年熟成酒。
寒くなってきた今の時期、ぬる燗で飲みたいですね。


蔵元さんの地元である諏訪市では、
阿弥陀寺と唐沢山の紅葉が綺麗だとか。
『唐沢山の秋月は諏訪八景のひとつ』として昔から有名で、
また、『阿弥陀寺周辺からは、諏訪湖も一望』できるそうです。
こちらは、10月中旬~11月上旬が見ごろとか。

「紅葉伝説」ゆかりの鬼無里も紅葉の名所。
鬼無里奥裾花自然園にある奥裾花渓谷は、
日本百景のひとつにも数えられているとか。
こちらも、紅葉と渓谷の上を走る橋の景色が、なんとも言えません。
既に色づいちゃって10月中旬から10月下旬が見ごろだったとか。残念!

詳細は、「さわやか信州旅ネット」(信州・長野県観光協会)を。


奈良県の(株)今西清兵衛商店さんでは、
「正倉院展開催記念 限定酒 詰め合わせ」があります。
(すみません、既に完売になっちゃってます)

“どこが紅葉?”って言うと、紅葉じゃなくって、鹿なんですよね。

「春鹿」っていう銘柄の日本酒を醸してる蔵元さんですが、
そのウェブサイトによれば、ラベルの絵柄は、
『霊気を発する麒麟と鹿の疾駆する姿』
だそうです。

ちなみに、辛口純米酒と旨口の本醸造酒の組み合わせ。

今頃の時期、いかにも美味しそうな取り合わせですよね?
今年は完売なんで買えませんが、来年の秋には是非、忘れずに!




奈良市と言えば、奈良公園。
紅葉というか、秋の風情がアチコチに。
春日奥山やら若草山麓やら、
奈良公園そのものが紅葉の名所!
と言ってもイイほど。
場所にもよりますが、10月下旬~11月下旬が見ごろとか。

詳細は、「大和路アーカイブ」(奈良県ビジターズビューロー)を。

しか~~し・・・。
日本酒好きの皆様には、是非、訪れていただきたい場所が。
それは、「今西家書院」!
お分かりですよね、蔵元さんの敷地内にある書院です。
紅葉の数は数本なんですが、
紅葉を愛でながら、書院でランチをいただく!
絶対にお勧めですよ、コレ!
ただ、ランチは要・予約(3日前まで)ですので、ご注意のほど。


『日本酒こんしぇるじゅ』には未参加の蔵元さんの日本酒をご紹介。

兵庫県の山陽盃酒造(株)さん。
「播州一献」という銘柄を醸している蔵元さんですが、
その中に、「楓のしずく」という商品が。
「紅葉(もみじ)」と言えば、やっぱ「楓」ですもんね。
(「こうよう」って読んじゃうと違うかもしれませんが)

兵庫県宍粟市には、紅葉が綺麗な赤西渓谷があるとか。
その渓谷の地下を通って湧き出る天然ラドン水と
原料米「兵庫夢錦」から造られた薫り高い純米吟醸酒が、「楓のしずく」。

楓の葉から滴った雫が赤西渓谷を経て天然ラドン水となり、
さらに姿を変えて・・・日本酒「楓のしずく」。


兵庫県にも、いろいろと紅葉の名所がありますが、
ここは、やっぱり赤西渓谷ですよねぇ?

赤色や黄色に色づいたカエデに囲まれながら、
渓谷沿いに走る林道をノ~ンビリとハイキング。
近くには、「日本の滝百選」にも選ばれた原不動滝もあり、
紅葉に囲まれた中を滝が流れ落ちる素晴らしい景色を楽しめます。
11月上旬~11月中旬が見ごろとか。

詳細は、宍粟市役所のウェブサイトを。


いずれの紅葉の名所も、蔵元さんの近く。
気持ちイイ秋風の中で紅葉を愛でて、その後は、蔵元さんの見学。
いかがですか、時には、そんな時間の過ごし方?
ア、そうそう、蔵元さんの見学は、予約が必要かもしれませんので、ご注意!

で・・・朝晩が冷えるように感じるぐらいになってくると、
やっぱり温か~いものが食べたくなりますよねぇ?
日本酒も、燗をつけるとか。

“ぬる燗に合う温か~い料理”っていろいろありますが、
豚の角煮も美味しいですよね。
“豚バラ肉の塊を買ってきて、下ごしらえして鍋でコトコト・・・”
ってのは、手間が大変!
(ホントは、上手く作れると、こっちの方が美味しいんでしょうが)

なので、もっとお手軽に!


                Hirokazu の手抜き料理レシピ~!

 本日のレシピ  簡単・豚の角煮

材料: 市販の豚の角煮のパック
  大根

量は、適当に決めてくださいね。
目安は、角煮のパック200gサイズで大根1/3本程度でしょうか。
予算: ・・・スーパーの棚と相談してください。
多分、角煮のパック1袋が300~400円前後、大根1本が150円ぐらいでしょうか。
調理時間: 大根の下ごしらえ(下の作り方の①の部分)次第ですが、大体、15~20分ぐらい。
お気に入り度: 個人的には、“手間いらず、お肉大好き、和食好き”にピッタリなんで、
 
☆☆☆☆!
作り方: 大根を洗って、皮を向いたら、適当なサイズにイチョウ切り。 
手間を押しますに、面取りしてくださいね。味が染み込みやすくなりますから。
   鍋に水とダシ醤油、みりん(日本酒でもオッケー)、①の大根を入れて、火を点けて。
(アクが出てきたら、こまめに取りましょうね)

後は、大根に火が通るのを待つだけ。
エ、“豚の角煮はどうした?”って?
慌てない、慌てない。
豚の角煮は、既に美味しく煮られてるんですから、仕上げのときに鍋に入れるだけ。
もうちょい、待ってくださいよ~。
  ③  竹串を大根に刺してみて、あんまり抵抗なく、“スッ”って感じで刺せればオッケー。
フォークでもイイですが、穴がい~っぱい空いちゃいますので、できれば竹串を。
  大根が煮えたら、ここで、お待ちかねの豚の角煮。
パックの封を切って、そのまんま、ドシャドシャって感じで鍋に入れちゃってください。
2~3分も煮ると、大根の煮汁と角煮の煮汁が混じって、角煮も温まって・・・。
ホイ、できあがり!


なんですが・・・。
できれば、食べる2~3時間ぐらい前に作って、冷ましながら味をしみこませ、
食べる時に温めなおすと、より美味しいくなるかと。


器に盛って、角煮にカラシを載っけたら、
いっただきま~す!

こういう時は、やっぱ、
米の味が感じられるような、旨味のある日本酒!

常温でもイイんでしょうが、人肌燗かぬる燗にしてみても。

徳利からトクトクトク・・・。
(この音が好きなんですよねぇ)
角煮をパクッ・・・猪口をクイッ。
味の染みた大根をパクッ・・・猪口をクイッ。

クゥ~ッ、日本酒が好きで良かったぁ~~。

by Hirokazu