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仏像ブームと日本酒
北鎌倉へのプチ旅行

時刻は12:40。新宿駅の構内を歩いていると逗子行きの文字が目に飛び込んできました。出発まであと5分程。
アレコレ考えているのなら電車に乗ってしまえと行き先も決めずに湘南新宿ラインに乗り込んじゃいました。

さーって、乗り込んだはいいがどこへ行こうか・・・
頭を回転させるためガソリン補給をし、考えに、考えて向かった先は『そうだ!鎌倉へいこう』









北鎌倉で降りると、この時期を代表する花”紫陽花(あじさい)”が咲いていました。

あじさい寺と呼ばれる明月院

鎌倉で”あじさい”と言えば明月院
お寺へ行く途中にも
たくさんの”あじさい”が咲いていたのですが、
通称”あじさい寺”と呼ばれる、
明月院の約2000本の”あじさい”は見事!
この時期見に行く価値があります。


明月院のアジサイ風景

銭洗弁天でお金を清める

次に向かったのが、銭洗弁天

全国的に有名な鎌倉のお寺のひとつですよね。こちらの湧水でお金を清め、お金が倍増するようにお参りした後は、お楽しみの休憩タ~イム♪


お金のお清めが終わったのだから、今度は体の中を清めようと、お清めのお酒を探しに売店へ。
お酒といってもお寺なので、ワインなんかはミスマッチ。やはり、日本のお酒じゃないと違和感ありませんか!

本日のお清めのお酒

本日のお清めのお酒は、大手酒造メーカー”黄桜 吞”のカップ酒です。
欲をいえばもう少し日本酒の種類があると嬉しいのですが、お寺でお清めのお酒が飲めるだけでも十分です。
だって、お清めのためのお酒なのですから。

”黄桜 吞”は、温度がとても低かったこともあるのか、ドッシリとした味わいの中のもスッキリ感があるお酒。
このドッシリとした味わいは、常温に近い温度だと通好みの味わいになるんでしょうねぇ。


寺院に訪れて仏像を鑑賞し、心も体も癒された後、”清め酒”に「日本酒」なんて如何ですか!

創作和料理「近藤」

若宮大路沿いにある創作和料理「近藤」で鎌倉料理を頂いてきました。鎌倉といえば「鶴岡八幡宮」は有名ですが、こちらのお店はその近くにあります。電話で予約を取りお店の前まで行ってみるとビックリ!お店の看板には、店主が出演したTV番組の写真が、貼られているじゃないですか。

テレビや雑誌の情報が全てではないけれど、どんなお料理が頂けるのか楽しみ。メニューは、季節の素材を使用していることもあり、月ごとに変更されるコースメニューと1品料理があります。初めてお店に訪れたこともあり、御主人の料理を一通り楽しめるコースとして「静の舞」をお願いしました。



日本酒のラインナップは、全国から取り寄せた地酒はもちろん地元のお酒もちゃんとありました。

最初の一杯として選んだお酒は、神奈川のお酒”風露 天青”特別本醸造。湘南地域に1蔵だけ残る酒蔵のお酒です。軽い感じのお酒ですが味はスッキリとした味わいでキレがあり、1品目の豆腐とウニ、2品目の先付けとの相性もバッチリ。「美味しぃ~お料理とお酒合うよねぇ~」と喜んでいると、「このお酒お燗でも美味しいですよ」と店主。

お燗も試してみたいけど、その前にちょっと気になった、神奈川のお酒”雪の下”吟醸を飲んでみることに。
”雪の下”はほのかな吟醸酒独特の香りはあるけれど、スッキリとした辛口のお酒で、おダシがしっかり効いたお椀の味付けを邪魔しないお酒でした。

2本目のお酒が程良く無くなってきたところで、先ほど店主にススメてもらった”風露 天青”のお燗を注文。
お燗にするとチョッピリだけど酸味がやわらかくなり、脂ののった中トロなどの刺身に合います。

次の料理は旬のお魚、「鮎」料理の登頂。鮎料理と一緒に頂いたのが、京都のお酒”まつもと”純米酒。
何杯か杯を重ねてから飲んだこともあるのか、コクの中にフルーティーというか、スッキリとした味わいが印象的なお酒でした。

鮎は小ぶりでしたが、骨まで軟らかくなるように火が通っていて、頭から尻尾までぜーえんぶ食べられます。
魚の内臓の味わいを楽しむには、しっかりした純米酒合いますね!。

ここで、ちょっと手の込んだ見た目も涼しげな1品の登場。お皿の上に竹の入れ物があり、
その上にはグリーンがキレイな葉っぱにはクラッシュアイスがのせられています。

ここからは、お客さんの作業。クラッシュアイスを竹筒の中にいれ、その後竹筒を持ち上げると涼しげなそうめんの出来上がり♪これが美味しい醤油ベースのおダシが効いていて、夏に食べたくなる1品です。それにこの手の込んだ趣向も面白いと思いませんか。

そして、メインの登場です。メインには山形のお酒”特別純米原酒 八海山”をチョイス。このお酒は店主が最後の〆にススメてくれたお酒です。純米酒の濃厚な味わいはあるものの、原酒なのに自己主張しすぎてなく、やっぱり日本酒は美味しいぞぉ~と思わせてくれるお酒でした。

この後、ご飯、味噌汁、そして女性には嬉しいデザートがでてコースは終了。創作といってもしっかりと美味しいおダシがベースにあるので、どのお料理も美味しく頂けました。

京都に京料理があるように、鎌倉に鎌倉料理を作りたいと頑張っている店主の近藤さん。
これからも美味しい鎌倉料理と共に、地元の日本酒の美味しさをお客さんに伝えていってくれるんだろうなぁ~

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「創作和食料理 近藤」
http://www.koncyan.com/
住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-36 津多屋ビル1F-3号
電話:0467-25-0301
営業時間:11:30~15:00 17:30~21:00 休水第2木




仏像と日本酒の関係

そうそう、今巷では仏像が大ブレーク。
ひと昔前まで年配の方々の趣味であった仏像鑑賞が、有名情報雑誌がこぞって特集を組むくらい若者からも熱烈な支持を集めているようです。

今年の春に開催された「平泉-みちのくの浄土展「国宝 阿修羅展」 は、主催者側の想像を超える若者達の来場者があったとか。

どうしてそんなに若者の心をゲットしたんでしょう?

東京藝術大学教授で彫刻家の籔内佐斗司先生はこう仰っていました:

『高度経済成長も、欧米並みの生活水準や社会福祉も実現したけれど、社会の不安要素は増えこそすれ減ることはない、なぜか心のそこから幸福を実感できない。確かに昔は貧しかったけれど、今より不幸だったのだろうか?今は物が溢れているけれど、本当に昔より幸せになったのだろうか?と考えたときに、物質や社会システムの問題ではなく、こころを置き忘れてきたことにようやく気がついたのだと思います。そして、こころのよりどころとして、五百年、千年を超える歴史を持った【伝統仏教】をもういちど見直してみたいという時代になったのではないか?それは、今風のほんもの志向、ブランド志向に通じる部分もあると思います。

(中略)・・・・・・。

いずれにしましても、自分たちの歴史と文化を知らずして、国際性もグローバリズムもあったものではありません。現在の【仏像】ブームも、私は大いに歓迎されるべきことと感じています。』


ちょっと強引だけど、【 】の中身を【日本酒】と置き換えたらどうでしょう。
なんとなく自然な説得力を感じちゃいません?
日本酒がオジサマだけの嗜好品だけではなく、男女を問わず若い層にも受け入れられる時代が早く来て欲しいものです。(あっ、もちろん20歳以上ですよ)

今や仏像は「古くさくて小難しいもの」ではなく、
「新鮮で親しみやすいもの」と思われはじめているのかもしれません。
日本酒も「新鮮で親しみやすいもの」になってくれるといいな♪
                                                     

Yumiko