「日本酒こんしぇるじゅ」サイトについて
こんにちわ 「日本酒こんしぇるじゅ」 です。

「日本酒こんしぇるじゅ」は、あなたにとっての日本酒の”こんじぇるじゅ”となるべく生まれました。
”こんしぇるじゅ” とは ”Concierge” のこと。 もともとはフランス語で、ホテルなどで接客を担当し、お客さまのご要望をお聞きし、これに応えるプロフェッショナルのことです。

日本酒こんしぇるじゅは、あなたにぴったりの日本酒を探すお手伝いをします。そのお酒を造られた蔵元さんをご紹介します。それぞれに歴史と伝統があり、お酒の特徴があります。
さらに、その日本酒がどこで「飲めるか」や、どこで「買えるか」をご案内します (情報は漸次増えていきます)。また、蔵元さん、酒販店さん、飲食店さんから、日本酒に関する情報が発信されます。

さて、いったいどうして唐突に ”日本酒” のサイトなのでしょう。”お酒”というと、ビールや発泡酒、ワインや焼酎の方が、やはりなじみがありますか?”日本酒”はあまり飲まれせんか?それは、大変もったいないことだと思います。皆さんに、もっと日本酒の素晴らしさ、美味しさを知っていただきたくて、「日本酒こんしぇるじゅ」を作りました。

古来、日本人の主食は”米”。 日本文化の基調は”米の文化”と言っても過言ではないでしょう。そして、清冽な美味しい水にこれほど豊かに恵まれる国は、日本をおいて他にありません。その”米”と”水”から造られる”日本酒”は、まさに日本各地の恵みの結晶です。”日本酒”は、わが国が世界に誇る素晴らしい伝統食文化のひとつなのです。

さて、酒はその国の文化の象徴のひとつです。「国酒」っていう言葉がありますね。フランスならワイン、ドイツならビールです。少し古いデータですが、国民一人当たりの年間の消費量をフランス人のワイン、ドイツ人のビール、日本人の日本酒で比べてみますと、
  フランス人
ワイン
63
リットル
  ドイツ人
ビール
121
リットル
  日本人
日本酒
6
リットル
だそうです。 少ないですね。
残念なことに日本酒は1970年代半ばをピークに、その消費が衰退し続けています。
その生産量は過去30年間で3分の1以下に減少してるとも伝えられます。

日本酒を造っているメーカーを”蔵元”とか”酒蔵”と呼びますが(ワインのシャトーに当たります)、その数はピーク時の4000ほどから半分以下へ減ってしまってます。数百年の伝統を持つ蔵元が一つ、また一つと廃業に追い込まれているような状況です。
その土地の米と水を使い、伝統の技と真心を込めて、真面目にひたむきに日本酒を造ってきた伝統の蔵の灯が全国で一つ、また一つと消えつつあります。これは美しい日本文化のひとつの危機ではないでしょうか。

その原因はどこにあるのでしょう?
美味しくないから?
悪酔いしそうだから?
おやじクサイから?

「日本酒こんしぇるじゅ」が、これらの誤解を解いたり認識を改善したりするお手伝いを出来ればと願っています。

確かに、中にはいわゆる”三増酒”(注1)や質の悪い普通酒(注2)以下のお酒もあります。甘ったるくベタベタとして悪酔いします。でも、本サイトに登録されているお酒はそれらとは無縁なものばかりです。
厳選された米と清冽な水を基本に真面目に造られたお酒なら悪酔いなんて無縁です。
その一本一本には、各地の風土の恵みと造り手の匠と魂が宿ります。本当に美味しく素晴らしいお酒ばかりなのです。
和食は勿論のこと、イタリアンや中華、フレンチにさえぴったりのお酒がたくさんあります。

日本酒はロングテール(注3)の宝庫です。一口に日本酒と言っても、それはそれは奥が深いものなのです。
大吟醸あり、純米吟醸あり、純米酒あり、本醸造あり。更に日本酒は、冷やしてよし、常温でよし、お燗をつけてよしと、いただく温度で、味わい・香りの変化を楽しめ、相性の良い料理の選択の幅も広がるという優れものです。これは他のお酒には真似のできない芸当です。

ご存知ですか、日本酒が健康や美容にも良いと言われてることを。飲みすぎは勿論いけません。でも、適量を楽しくいただけば、日本酒は優れた健康サプリメントであり、美容サプリメントでもあるのです。

ご存知ですか、近年、日本酒の人気が外国でグングンと伸びているのを。
「美味しい」と「ヘルシー」がその主な理由だそうです。
今やハリウッド・スターをはじめ世界各国のセレブの御用達と言われます。
パリの三ツ星レストランでも、一流のワインと肩を並べています。
外国で注目されている日本酒の真価を、日本人である私たちが理解していないようでは本末転倒ですね。

「日本酒こんしぇるじゅ」を作るきっかけの一つに、ある組織の存在があります。日本文化のルネッサンスを目指す 『日本酒で乾杯推進会議 という組織です。日本酒を通して日本文化を広く啓発することを目的として2004年6月に発足しました。その設立趣意書は、日本人のあなたの心に少なからず響くはずです。
このサイトは 『日本酒で乾杯推進会議』 とは無関係ですが、その趣意に賛同しています。 

全国各地に歴史と伝統を誇り、醸造技術に秀でた蔵元があり、それはそれは美味しい日本酒が沢山あります。あなたの地元にも、故郷にも美味しいお酒が必ずあります。まずは、そんな身近な地方のお酒から見直してみませんか?
当サイトに登録されている日本酒の情報は、出来る限り、その造り元である蔵元さんから提供していただいています。蔵元さんも、一人でも多くの人に自分達のお酒を知って貰おうと一生懸命です。そんな蔵元さんを応援してゆきたいですね。

サイトの機能も、情報も、コンテンツも少しづつ充実させて参ります。その意味で当サイトは永遠のβ版です。 このサイトが、皆さんにとっての”こんじぇるじゅ”として、
末永くおそばに置いていただければ嬉しく思います。

日本酒こんしぇるじゅ 
管理人


(注1) 三増酒
三倍増醸清酒の略語。戦後の米不足時代に導入された。一定量の原材料(米)から、本来の三倍の酒を造るという意味。当然添加物が大量に混入される(大量の醸造アルコール、ぶどう糖、水あめ、乳酸、こはく酸など)。2006年の酒税改正によって添加量が制限され、現在は3倍までは増量できなくなっているが、現代でもなお市場を闊歩している。これを飲むと「美味しい」か「悪酔いする」かはご想像の通り。”三増酒”によって国酒たる日本酒の真価が破壊されたとも言われる。1970年代半ばの地酒ブームなどを通じて、次第に清酒へ高い品質を求める消費者が増え始め、アルコール添加量が少なく糖類などを添加していない本醸造酒や、元来の日本酒である純米酒、更に高品質な吟醸や大吟醸などの生産が増え始めた。当サイトは”三増酒”の掲載をお断りする。 


(注2) 普通酒
特定名称酒(大吟醸・吟醸・純米大吟醸・純米吟醸・特別純米・純米・特別本醸造・本醸造酒のいわゆる高品質酒)の規格外で醸造される清酒の総称。精米歩合が上記の規定値(最大70%)にあてはまらないものや、醸造アルコールの使用量が本醸造よりやや多い(本醸造は白米重量の10%以下)など本醸造に極めて近いものから、いわゆる三増酒と呼ばれる、醸造アルコールが30%以上使用され、糖類や酸味料が添加されているものまで幅広くある。 (これを飲むと、ベタベタと甘く、妙な酒臭さが残り悪酔いすることが多かった・・・・私の場合は)。


(注3) ロング・テール
恐竜などの長い尾を意味する。その姿を横から見た場合、高い頭から下へ長い尾とつながる。高い頭がいわゆる「売れ筋商品」、低い尾にゆくにしたがって「知られぬ」が故に「売れてない」商品となる。書籍ネット販売を手がけるアマゾン・ドット・コムは「検索」と「おすすめ」によって、このロング・テールに埋もれる書籍の「浮き上がらせ」に成功したと言われる。